会社で干されても大丈夫なようにする準備ならこの一冊(おじさんは、地味な資格で稼いでく。[佐藤 敦規])【窓際・リストラに備える】

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【概要】定期の人事異動。コロナ禍もあり、ありえない降格や窓際に飛ばされる可能性、誰にでもあります。特に、40代や50代の方は要注意です。そうなったら慌てるのではなく、そうなる前に備える必要性があります。では、具体的にどのようにすればよいのでしょうか?



相談者
相談者

役職定年の内示が出ました。
いつかはなると思っていましたが、予想以上に早くて。

所長
所長

降格だけで、異動はなかったのでしょうか?

相談者
相談者

異動はなく、いまの部署でした。
でも、逆に、異動できた方がよかったですよ。

所長
所長

つらそうですね。

相談者
相談者

おそらく、いわゆる窓際族になるんだと思います。
はぁ。

所長
所長

ただ、このあとの定年までまだ時間があると思います。
窓際で辛いかもしれませんが、
定年後にもう一花咲かせようという考え方にシフトするのも一つの方法かと。

相談者
相談者

そうですね、ここで腐っていてもしかたないか。
会社から干された感じで時間もあるし、元気ださなきゃな。

所長
所長

そうです、そのいきですよ。
では、こちらの本を読んでみてはいかがでしょうか?
きっと、元気が出ると思いますよ。



前倒しのほぼリストラ人事

通常は定年の数年前に役職定年になることが多いのに、「なぜ自分だけこんなに早く?」と驚く方が多くいます。

「それなりに頑張ってきた」のに会社から降格を言い渡されるのはやる気をなくします。

 

ただ、現実として会社にはコロナ禍による影響でお金がない訳ですし、「それなりの貢献は、ないに等しい」と非情な判断をする会社もこれから増えていくと思います。

 

そういう状況に陥る可能性が誰にでもあるとして、じゃあ、どうすれば良いのか?

ロールモデルとなるケースを著者自ら書いているのがこちらの本です。

 

帯にこのように書かれています。

 ・就職失敗
 ・転職5回
 ・窓際係長
 ・冴えないおじさん
 ・50歳からの人生挽回戦略

こういう、ものすごい有名な方がどのように考えて今に至るかというのがとても参考になりました。

本の構成はこのような感じです。

目次

第1章 おじさんを救う、たったひとつの方法
第2章 知っておきたい、資格のリアル
第3章 合格に必要な、「継続力」を手に入れる
第4章 実力を超えた、「底力」を手に入れる
第5章 自分を変える、「行動力」を手に入れる
第6章 誰にもひるまない、「営業力」を手に入れる
第7章 自分らしくいるための、「生きる力」を手に入れる

時系列の流れで各章が結びついており、物語のような感じで読みやすかったです。

また、著者自身がそうであるように、この本の全体的なテーマは「努力」することの重要性だと感じました。

本の中でもこのように書かれています。 

努力すればした分だけ報われる

P269

 

とりあえず「資格を取ろう」というのではなく、「資格を活かそう」という軸があり、その為に、

 ・資格取得までの戦略

 ・資格取得後の戦略

この二つを別のものとして頭に置いておくと、読みやすさがぐっと上がると思います。

 

で、この本の活かし方ですが、本のまま実践してもあまり意味がないかと思います。

そうではなく、本に書かれている著者のケースをロールモデルとして、自分のキャリア(職業や業種)に活かすという視点で、どういう戦略を練ることができるかという参考にすると良いと思います。

 

なお、この本ですが、Yahooニュースでも取り上げられていました。

その記事をみて、概要を掴んでから本を読むのも良いかも。

 

最後に、こちらの唯一のデメリット。

それは、本屋さんで探しにくいことです。

どうも、本屋さんでは、分類が難しいようで「人事・総務系」の棚に置いてあるところが多かったです。

店員さんに声をかければよいのでしょうが、本のタイトルを言うのがちょっと恥ずかしいんだよなぁ。

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