令和耳朶の考え方「アフターコロナ思考」はこの本で学ぶ(叩かれるからいままで黙っておいた「世の中の真実」[ひろゆき])

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最近、テレビ等で見かけるひろゆきさんの本の4冊目となります。

ちなみに、いままでは次の3冊を読んでいました。良ければ参考にしてください。

 

 

 

 

新型コロナウィルスのワクチンも出回りはじめた現在、改めて、

 アフターコロナ(コロナ後)でのビジネスがどのように変わるか?

または、

 どういう心づもりで仕事に取り組まなければいけないか?

ということを、どのように学ぶかをテーマに選んだ本となります。

 

2020年の12月に発売された割と新しめの本です。

「この本、いいかも」

と感じたのは、ここ部分。

……本書ではたくさんの「真実」を明かしましたが、これがすべて数十年後も正解だとは限りません。この本の内容を鵜呑みにするのではなく、「これって本当なのかな?」と調べる癖をつけたほうが、長い人生、得することが多くなる……

P229

最後の「おわりに」で書かれたいた内容ですが、この視点こそが、非常に重要だと感じました。

というのは、これからは、コロナウィルスが若干だとは思いますが落ち着いてくると思います。

そうすると、まず、会社の中での変化が猛烈に発生するはずです。

小さいところでいうと、急な就業規則の見直しとか、副業の解禁とか。

そういったことを、

 何も考えずに受け入れるのではなく、調べる癖をつけていくことが大切

だと思いますし、そういうことをするかしないかで、大きな差が生じていくと思います。

 

それでは、この本の構成ですが、こんな感じです。

目次

1 社会―「生きづらさ」の正体に気づけない人たち
2 仕事―「モンダイ」を抱えてがむしゃらに働く人たち
3 教育―「謎の慣習」に従い続ける人たち
4 政治―「終わるきっかけ」を必死でつくる人たち
5 人間関係―「付き合い方」を間違えている人たち

 

全5章の229ページです。

「前に書かれたことを振り返る」部分が少しあるので、読み方としては前から順番に読み進める方が良いです。

 

冒頭では、最近、ひろゆきさんがコメンテーターの起用が多い理由が書かれていました。

僕のコメントが重宝がられるのは、おそらく何事に関しても、「忖度抜き」「タブーなし」で発言するから……

P13

いやはや、そのとおりですね。

「炎上」を気にしすぎているか(恐れているかどうか)というのも他のコメンテーターとの差のような気もします。

 

 

もし、あなたがいまの会社に不満がある場合、次のところまで読んで、一気に2章まで進めるのが良いです。(ちなみに、2章のテーマは「仕事」で、読んでいて一番面白かったです。)

……時代に合わない働き方が浸透してしまっているのは、日本企業の社内制度に原因があります。

P33

第2章は会社で働いている方にとっては痛快です。例えば、こんな内容があります。

 ・「おじさん」に振り回される組織(P74)

 ・「個人の意思を無視した過重労働」(P93)

 ・フリーランスは「未来の働き方」の実践者(P100)

この3つの中で「フリーランス」については、このように記載があります。

……フリーランスで仕事を取っていくためには、「自分は他より能力が高い」あるいは、「自分は他より費用が安い」のどちらかを示していく必要があります。……

……フリーランスは、すべての人たちの働き方を考える上で、今後、注目すべき存在となる……

P102

「今後注目すべき存在」となる理由ですが、本を読むとしっかり理解できますよ。

この章を読んだあと、自分自身も共感しながら考えたのですが、

 会社で働いている人の働き方は確実に変化しているのに、そのロールモデルがない

状況です。

だからといって、我慢するというのは違うように感じています。

なので、フリーランスの働き方のポイントをこの本でざっくりと理解できたのは、大きかったです。

 

また、次の内容に共感できるのであれば、さらにこの章はおもしろいと思います。

多くの組織で旧時代的な考え方の人たちがまだ上の立場にいるために、数々のばかげた不条理がまかり通っています。

P76

まとめて一言でいうと、「全員が得するなんてことはありえない(P86)」とも言えます。

 

 

第3章は「教育」がテーマです。

この章は、子育て中だったり、後輩の育成に悩んでいるのであれば、面白い内容ですが、そうでない場合は、とりあえずは、飛ばして4章に進める方が良いと思います。

例えばこんなことが書かれています。

 ・完璧主義に縛られる子どもたち(P144)

 ・学校生活と社会生活の違い(P147)

この中で生活の違いについてはこのような記載がありました。

学校ではずっと細かい部分を見られ、完璧を求められていたのに、社会に出て突然7割の出来でもいいからたくさんアウトプットをしろと言われるのですから、ギャップに戸惑ってしまうのは当然……

P147

章は異なりますが(4章)、出生率に回復傾向がある国の特徴がP182にあります。

全部で3つあり、

 1.勤務時間以外の残業、職場からの連絡がない

 2.育休、産休を取ったことによる職場での不当な扱いは違法

そして、3つ目ですが、何だと思います? おそらく、女性で出産経験者ならだれもが感じた日本企業の不条理、これがないというのが3つ目なのですが、これは、ぜひ、読んでください。

 

 

4章は「政治」というタイトルですが、内容は若者向けだったり、高所得者の税優遇だったり。

例えば、こんな感じです。

 ・「若者は投票に行けば、世の中は変わる!」の不誠実(P196)

 ・所得税と配当金の税率(P198)

ひろゆきさんの他の本でもありますが「一攫千金のワンチャン」を狙う方は、例としてあがっている年配高所得者は知っておいて損はないと思います。

 

 

そして、最後の5章ですこちらは「人間関係」について。

ひろゆきさんと同じ世代の40代の方にはとても共感できる章だと思いますよ。

自分には関係のないことでも食いついて「おこることを趣味にしている」人たちが存在する……

P204

自在についていけない考え方で若い部下を頭ごなしに怒鳴りつけている……

……多くの職場で先輩たちは、自分たちと同じように後輩が不合理な目に遭うことを求めているのです。

P216

ほらね、あなたの周りにもそういう50代以上の先輩たち、いますでしょ?

 

 

最後に、1章に戻りますが、一読してもう一度読み返すと、次の内容が心に刺さりました。

「いかにさぼりながらうまくやるか」を追求している……

P35

日本のビジネスパーソン(特に中高年)の多くが、携わっている仕事について「自分がいなくちゃ回らない」と思っているようですが、そんなことはありません。

P41

お金のことを心配して、それで頭がいっぱいになっていると判断力が弱り……

P45

前後のページを見ると、より理解できると思いますので、よかったら参考にしてください。

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