他人に振り回されていると感じたらこの本から学ぼう(自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術[ひろゆき(西村博之)])

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以前、読んだひろゆきさんの本が良かったです。

 

他にも何かないかなと探して、たどり着いたのがこちら。

 

他人に振り回されているし、どちらかと言えば劣等感が強い自分にはぴったりの本でした。

まず、本の構成です。

目次

序章 「自分だけがトクする」領域は広がり続けている
第1章 バカに振り回されない戦略的コミュニケーション術
第2章 厄介なヤツを味方につけるストレスフリーの仕事術
第3章 「他人の目」をスルーするスキル
第4章 自分の「資産価値」を上げるメンタル術
第5章 周りがどうなろうと「ノーダメージの個人」になれる
特別付録 ストレスフリーでいるために僕が「しないこと」リスト

全部で7つの章で構成されています。

 

さて、この本では、これから生き残る企業として次のように書かれています。

給料は安いけど、職場はたのしい。社長はいい人だから、頼まれたらサービス産業も仕方ないか……。社員にそう思わせられる会社が、これから生き残ると思いますよ。

P198

どうでしょうか?

これについては、

「そうだよな」

と感じる方は多いと思います。

その一方で、

「うちの会社は違うな」

とも感じる方も多のではないでしょうか?

(ちなみに、自分の場合はまさに反面教師というか、そう感じる会社でした……。)

 

そういう会社論でまず見ると、心に刺さる内容が多くありましたのでご紹介します。

日本社内の全体的な傾向としては……みんな安月給で、ずっと忙しい。

P22

なんとなく感じていたことを文章にすると、こういうことだったのかとハッとすることが他にもP22に書かれていました。

……これからの新しい時代に求めあれるのは、超優秀な人間というより……

P24

どういう人が求められると思いますか?

その答えは、P24に記載がありますが、ひろゆきさんがそう考える背景をこのページではしっかり読み取る方が良いかなと思って、あえて伏せました。

 

集団の中で、ひとりスケープゴートを作るというやり方は、昔から人心掌握のためのテクニックとして利用されてきました。自分のいる会社、部署にこういう文化があるのかどうか、早めに見極めましょう。

P32

「スケープゴート」については同ページに説明があります。

ちなみに、自分のいる会社に、そういうことをする人がいました。

バブリー時代に入社した50代の先輩方に多いと思います。結果、それを容認している会社も会社で問題なのかなと、これは自分が見極めた結果ですけど。

なお、P33~P37でスケープゴートにされそうになった場合の対処方法も記載してありますよ。

 

   

会社内でのふるまい方については他にも第1章で多く記載があります。

例えば、P48ではどいうキャラになるのがおすすめとか。

P51では、「断り方」について。これはダメな例がまさに自分のことでした。「理由は言わない」っていうルールがあるのですが、その理由も合わせて読んでおきたいところです。

他にもこういう振る舞い方も。

100%ウソの話を作るのは難しいでしょうが、話を盛って説得力を持たせるくらいのことは許容範囲、というより、むしろ積極的にやったほうがいい。

P72

 

基本マインドとしては、P53以降で記載があります。

「会社に期待しない」が基本マインド

P53

このマインドセットが比較的容易にできるのは20代で、30代と40代は期待をしてしまうとのことです。このあたりはP59にあるのですが、その上の50代がバブル時代を経験しており、おいしい思いをしているおこぼれを特に40代は実際に味わっていたり垣間見たりしているからなのかなと感じました。

そして、この本で、最も、共感できたのが、こちらです。

……自分の人生の中で、会社をそこまで重要視しなくていいんじゃね? ……客観的に見て、株主にしても経営者にしても、身を粉にして24時間会社のために働いたりはしません。

P62

これっと、そうでしょ?

さらに、これも記載がありましたが、

「自分がものすごく頑張って利益を得ても、それは自分のものにならない」

という部分で、目が覚めました。

会社依存を感じている方は、このページをさっきに読んでから全体を一読すると良いと思います。

P67では会社の給料と評価についての記載がありました。

 ・会社は給料を下げるのはすごく難しい

 ・最低ランクの評価でも自分の許容範囲だったらそれもあり

 

第2章では、ひろゆきさんがこれからも残る仕事として、「営業」を挙げています。その理由はP85にあります。

その上で、「営業」としての定義、また、P89ではどういう振る舞いをすれば効果的なのかの具体例がありました。

考えてみれば、コンピューターを相手にするプログラマーであっても、人と接する機会は少なからずあるので、ありとあらゆる職種は営業だという考え方もあるのかなと読み進めていました。

そういう大きな解釈をして、これからの時代にはどういうスキルが必要かという話になります。

これからの時代は、特定のスキルではなく、状況に合わせて自分のスキルも柔軟に変えていく。そういうふうに考え方を切り替えられることのほうがずっと重要になっていく……

P91

P92以降では、具体例として「プログラミング」が挙げられています。

ちょうど、いま、PHPの勉強をしているのですが、かなり難しく奮闘しているのですが、それも無題にならないんだとうれしくなりました。

AIツールで解析できるものとそうでないものについても明確にしていました。

……までデータ化されていない、「何となくそうじゃないかという感覚」に関しては、まだコンピューターでは扱うことはできません。

P99

で、だったら、それについてはどう扱えばよいか、これについては、

 「重役っぽい雰囲気」

というキーワードで解説が。ちなみに、この雰囲気のことを、「エグゼクティブ・プレゼンス」というらしいです。合わせてP99に記載があります。

最後にこの本の副題にある「他人に振り回されない」です。

逆に言うと、「他人を振り回す人」との接触をできるだけ避けるということなんですが、こういう人はどうしてそういう思考になってしまったのかが、P140で説明がありました。

一言で「自分へのマイナスの感情をこじらせている人」とありますが、その人の考え方のフローチャートが見ると、こじらせ具合がよく理解できました。

 

あとは、ひろゆきさんの他の本には出合わなかった「不安への対処法」に記載がありました。

・「過去」のことや「未来」のことを考えてもムダに不安になるだけで、基本的にメリットはない。

・今目の前にあることに没頭し、細かいところまでいろいろ考えを巡らせていると、不安な気持ちに意識が向かなくなる。

P177

また、日本について次のようなことも書かれていました。

自分は自分、他人は他人。ぜんぜん気にしなければ、世界的に見ても、日本はお金を使わずに幸せになりやすい国です。

P194

 

自分は自分、他人は他人……かぁ。

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